スーパーで気になった疑問を、学びに変えたい秋

スーパーで気になった疑問を、学びに変えたい秋

いつものスーパーで、ふと気がつきました。

「ここのスーパー、ポスターやポップにこんなにAI使ってたっけ?」

イチ押しの総菜、旬の野菜や調理法、新発売の商品――。さまざまな商品を紹介するポスターやポップが、AIで生成されたと思われるものばかりだったのです。

商品の情報は十分に理解できる内容です。でも、ほんの少しだけ、寂しさというか、違和感というか、複雑な気持ちになりました。

会計を終えて袋詰めをしているときに、これまでに寄せられた「お客様の声」が掲示されているのが目に入りました。その中に、まさに私が感じていたものがあったのです。

「店内のポスターがAIのものばかりで気になります。前の方がよかったです」

同じように気になっている人がいるんだと思いました。でも、なぜAIのポスターやポップに違和感を覚えるのだろう。そんなことを考える日々が始まりました。

SHElikesでの10ヶ月が、私にくれた問い 

私は昨年の12月から、女性向けオンラインキャリアスクールSHElikesで学んでいます。40代になり、これからのキャリアを考え始めたことが、SHElikesとの出会いにつながりました。

自分の好きな場所で、時間にも縛られずに、収入を得られる生き方をしたい。そう思っていた私は、Webデザインやライティングなど、さまざまなスキルを学べることに惹かれたのです。

「未経験の私に、新しいスキルは身につくのかな」
「どんな職種が私に合っているんだろう?」

そんな疑問や不安が浮かびましたが、とりあえず無料体験レッスンを受けてみることに。

そこで、40代はもちろん、さまざまな世代の女性が新しいことに挑戦していることや、学びながら自分に合うスキルを見つける人がたくさんいることを知りました。私も挑戦できそうな温かい雰囲気を感じて、入会を決意しました。

SHElikesで学び始めて10ヶ月。これまで、Webデザインやライティングを中心に学んできました。動画の講座はとてもわかりやすく、わからないことを聞ける環境もあります。課題の添削もとても丁寧で、ポジティブな言葉を添えてくれるのも、学びを続ける励みになっています。

そして、ほかの受講生(シーメイトと呼んでいます)とオンラインで交流ができる機会がたくさんあります。

受講で悩んでいること、これまでの経験や価値観、目指したいこと。住んでいる場所もキャリアも違う仲間と話すことで、たくさんの視点に気づくことができます。画面越しの会話でも、言葉を交わすことで思いや情熱が伝わっていく。その感覚も、私にとって大切な学びとなっています。  

そして、これまで気づかなかった自分の価値観や、ほかの人がどう感じるかという視点も、自然と考える機会が増えていったのです。  

「伝わる」のに、なぜ心が動かない?

Webデザインを学んだことで、バナーやポスターなどを意識的に見ることが増えました。学ぶ前は何気なく見ていましたが、今は配色や余白、フォントや装飾など、「こうすると見やすいんだな」「すごく分かりやすいバナーだな」と感じながら見るようになりました。

そんな中、スーパーで気になったAIのポスターやポップ。これまでもポップやポスターは自然と目に入っていたはずです。けれど、AIで作られたものになったとたんに、なぜか「AIっぽいな」と意識してしまう。そこに、心がざわつくような感覚がありました。

商品の特徴はしっかり分かるのです。季節感のある配色、見やすいフォント、必要な情報も伝わります。それでも、その商品を「買ってみたい」とは、なぜか思いませんでした。

私が感じている、この違和感や寂しさは何なのだろう。

Webデザインを学び、ライティングで伝える表現についても学んできた。それなのに、自分自身が感じたことを、うまく言葉にできません。

「なんか、ちょっと嫌なんだよね」

今の私に言えるのは、それだけです。その「なんか」の正体が、まだ分からないのです。

違和感を抱いていたのは、私だけじゃなかった

スーパーに掲示されていた「お客様の声」の「店内のポスターがAIのものばかりで気になります」という言葉。私と同じように気にしている人がいることで、この疑問についてもっと考えてみたくなりました。

そこで、シーメイトとの交流のときに、この疑問を話してみることに。

すると、

「わかる!あれ、悲しい気持ちになるよね」
「私の近所のパン屋もそんな感じで、行く楽しみが減った気がする」

そんな言葉が返ってきました。

住んでいる場所も、ライフスタイルも違う。なかには、私よりずっと長くWebデザインを学んでいる人もいます。それでも、同じように「悲しい」「なんか嫌だ」と感じている。

そこで私は、ふと考えました。私たちは目にするものの何に心を動かされ、何に違和感を覚えるのだろう。その疑問は、ますます私の中で大きくなっていきました。

私なりの答えを探す秋に

Webデザインやライティングを学ぶ中、私も生成AIをさまざまな場面で活用しています。

そして、今回のように、ポスターやポップ、バナー、そして文章の作成でも、AIが作ったものが採用される場面がこれから増えていくのだろうと感じています。AIが作成することで、効率は圧倒的にいいですし、情報はしっかり伝わるからです。

そんな時代の中で「私が学んでいるスキルは、AIがあれば十分になるんじゃないか」と思ったこともありました。

でも、スーパーで私が感じたことや、「お客様の声」やシーメイトとの会話から、一筋の光を見た気がするのです。それは、人間が作ったものには心を動かす「なにか」があるのではないかということ。

心を動かす「なにか」の正体。「なんか、ちょっと嫌なんだよね」の「なんか」の正体。その「なにか」が分かれば、これから先、AIにはない「人間が作るもの」の強み、そして「私が作るもの」の強みが見えてくるかもしれないと思ったのです。

その答えを探したくなって、SHElikesでの学びへの意識も少し変わりました。Webデザインやライティングでは、「なぜ心を動かされるのか」を意識して表現を学んでいきたい。

そして、シーメイトの仲間と、何に心を動かされるのか、どんなものに「人間らしさ」を感じるのかを話してみたい。その先に、私なりの答えが見つけられたらいいなと思っています。

今はまだ、その答えはぼんやりしか見えていません。秋の涼しい気候の中で、ゆっくり探していこうと思います。

「気になる」を学んでいく

「気になる」を学んでいく

いつも行っているスーパーでふと感じた疑問を、深めようとしている今年の秋。SHElikesで学ぶ前だったら「気になるな、嫌だな」で終わっていたかもしれません。でも今は、そこから学ぼうとしています。こんな変化があるなんて、自分でも驚きました。

スキルを身につけようと思って入ったSHElikes。そのスキルを学ぶ過程に、いろんな疑問や気づきがあって、知りたいことやできるようになりたいことが増えていく。そして、それを共有できる仲間がいる。そんな環境で学べることを、今は心から楽しんでいます。

「なんか、ちょっと嫌なんだよね」としか言えなかったこの感覚を、「私が作りたいもの」「私が伝えたいこと」につなげられたら、きっと私のかけがえのないスキルになってくれる。それを楽しみに、今日も学んで、考えています。

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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 eriさん)

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。