今年残り100日、正解を探すより「やってみる」を選ぶ

今年残り100日、正解を探すより「やってみる」を選ぶ

「このままでいいのかな」と思いながらも、何を変えればいいのかわからない。

少し前までの私は、そんな状態でした。

私は約10年間、大手製薬企業で新薬開発という専門的な仕事に携わってきました。安定した大企業に所属し、ひとつの領域で経験を積み重ねてきたからこそ、次のキャリアを考えたときも「自分に合う正解を見つけてから動きたい」と考えていたのだと思います。

けれど、10年勤めた会社を辞め、いったん立ち止まってみると、考えているだけでは答えはなかなか見つかりませんでした。

転機になったのは、「正解を探してから動く」のではなく、「気になるなら、まず小さくやってみる」に変えてみたことでした。

「こうなりたい」を、少しだけ先取りしてみる

会社を辞めてからの半年は、「こうなれたらいいな」と思う未来を、少しだけ先取りして試す期間になりました。私が望んでいるのは、休暇の合間に旅行へ行く働き方ではなく、「旅をするように働くこと」です。

それなら、実際にやってみよう。そう思い、数週間の旅に出て、旅先でパソコンを開いて作業をしてみました。いつもとは違う場所で朝を迎え、その日の予定を考えながらパソコンを開く。頭の中だけにあった働き方が、少しだけ現実に近づきました。

新しい仕事にも、小さく踏み出しています。

SHElikesでは、主にライティングやSNSマーケティングを学びました。ライティングを学んだら、まずはライターの仕事に応募してみる。SNSマーケティングを学んだら、自分でも発信を続けてみる。自分の好きな手帳に関することやジャーナリングについて、誰に何を届けたいのかを考えながら発信するようになりました。

さらに、毎月のコーチングでは「次までに何をするか」を言葉にして宣言します。やってみて、振り返って、必要なら修正する。その繰り返しが、考えてから動くことの多かった私に、「まず試してみてもいい」と思わせてくれました。

学んでから完璧にできるようになるのを待つのではなく、学びながら実践してみる。SHElikesでの経験は、私にとって新しい領域へ踏み出す練習にもなっています。

動いたあとにしか、見えないものがある

実際に動いてみると、始める前にはわからなかったことがたくさんありました。

仕事に応募してみると、「製薬業界でしか使えない」と思っていた経験が、別の仕事でも生かせるかもしれないと気づきました。発信を続けると、「私はこういうテーマなら言葉が出てくる」「これはもっと伝えたい」と、自分の興味も少しずつ見えてきます。

反対に、興味があると思っていたのに、試してみると「少し違うかもしれない」と感じることもあります。

以前の私は、自分に向いていることも、やりたいことも、始める前にある程度わかるものだと思っていました。でも、自分がどう感じるかさえ、動いてみなければわかりません。

ひとつ動けば、人に出会い、知らなかった仕事を知り、新しい情報が入ってきます。動く前には存在すら知らなかった選択肢が、動いたあとに初めて見えることもありました。

この半年で、「難しいと思っていた働き方や生き方も、もしかしたら実現できるかもしれない」と思えるようになったのは、その積み重ねがあったからです。

何かを我慢する前提を、手放してみたい

以前の私は、働き方を選ぶなら、何かを得る代わりに何かを諦めるものだと思っていました。安定を選ぶなら自由は減る。仕事を頑張るなら、自分の時間は後回しになる。

でも今は、挑戦する前から、自分が大事にしたいものを諦めなくてもいいのではないかと思っています。

旅をしながら働くこと。興味のある分野で仕事をすること。これまでの経験を生かしながら、新しい領域にも挑戦すること。

仕事だけで一日を埋めず、自分の時間も大切にすること。

全部を一度にかなえる必要はありません。ただ、「そんな働き方は難しい」と最初から決めつけるのではなく、できる形を小さく試してみたいのです。

残り100日で、5つの「やってみる」を増やす

だから、今年残り100日で私がやることは、ひとつの大きな正解を決めることではありません。

小さな「やってみる」を増やすことです。

・フリーランスとして仕事を本格的に始める。
・ライターとして仕事と実績をつくる。
・手帳やジャーナリングの発信を育てる。
・興味のあるヘルスケアやウェルビーイングの分野で、自分にできる仕事を形にする。
・これまでの経験を編集し直し、未経験の業界や職種にも挑戦する。

特に大切にしたいのが、「経験を編集する」という考え方です。

未経験の仕事に挑戦することは、これまでの10年を捨てて、ゼロから始めることではありません。新薬開発の仕事で積み重ねてきた経験を別の角度から見直し、「この経験は、違う場所でも生かせるかもしれない」と組み替えていく。

専門分野を変えることと、過去を捨てることは同じではない。そう思えるようになったことで、新しい領域への挑戦が少し身近になりました。この5つすべてを、今すぐひとつに絞るつもりもありません。

やってみて、「もっとやりたい」と思えば続ける。「少し違う」と思えば修正する。その反応も、自分を知るための大切な材料だと思っています。

100日あれば、未来の選択肢は増やせる

100日と聞くと、短いようにも感じます。でも、一つ学んで、ひとつ試して、振り返る。それを何度か繰り返すには、十分な時間があります。

ライティングを学んで、仕事に応募してみることもできます。SNSマーケティングを学んで、自分の発信を始めることもできます。コーチングで目標を言葉にし、行動して、また次の一歩を考えることもできます。

私自身、SHElikesで学び、実際に動いてみたことで、「自分には無理かもしれない」と思っていた選択肢が、少しずつ「できるかもしれない」に変わってきました。

だから残り100日も、未来の正解を急いで決めるためではなく、未来の選択肢を増やすために使いたいと思っています。

「このままでいいのかな」と考え続けるだけだった私も、今は、旅をするように働く未来に向かって、小さく試し始めています。

100日あれば、思っているより、いろいろなことができます。

もし今、働き方や生き方に少しだけモヤモヤしているなら、完璧な答えを探す代わりに、気になることをひとつ学んで、ひとつ試してみるのはどうでしょうか。

あなたは、今年残り100日で何を「やってみたい」ですか?

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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者若奈さん)

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。