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ロゴなしで使える無料の動画編集ソフト・アプリ11選!選び方や注意点も解説

ロゴなしで使える無料の動画編集ソフト・アプリ11選!選び方や注意点も解説
ABOUT ME
ライター KeitoKurisu
埼玉県の美容学校を卒業後、銀座の美容室での経験を経て、雑誌・広告業界のヘアメイクとして活動。その後、SEOメディア事業や映像制作会社を立ち上げ、脚本とディレクター業務を行う。現在は、アート作品の個展を行いながら、フリーライターとして活動中。
エディター 角畑 京介
同志社大学 生命医科学部医情報学科卒。在学中、基礎科学や生体情報の取得・制御、プログラミングについて学ぶ。大学院進学後はPythonデータ解析や生体化学の研究をしたあとライター業を開始。現在はフリーランスとして活動し、キャリア領域のメディアを中心にSEO記事を執筆する。

「ちょっとした動画を編集するだけだから、無料のソフトを使いたい」
「無料でちゃんと使えるソフトはあるのかな?」

このような悩みを抱えている方はいらっしゃるのではないでしょうか。カットやテロップを加えるだけの簡単な動画編集であれば、無料のソフトでも問題はないでしょう。しかし無料で使用できるソフトでは、書き出した動画にロゴ(ウォーターマーク)が入ってしまう可能性があります。

そこで今回は、ロゴなしで使える無料の動画編集ソフトを紹介します。本格的な映像を作れるソフトも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

初心者向け!ロゴなしで使える無料の動画編集ソフト4選

まずは初心者におすすめのソフトから紹介します。各ソフトのメリットやデメリットをお伝えするので、自分に合ったツールを試してみましょう。

Video Vlogger

対応OS Windows:7以上
macOS:10.11以上
メリット 本格的な映像作品を作れる
操作方法が簡単
デメリット 動画素材が少ない傾向にある

Video Vloggerは本格的な動画編集ができる無料ソフトです。モーショングラフィックスやクロマキー合成などの機能を搭載しているため、高品質な映像作品を作れるでしょう。有料ソフトと変わらない機能を使用できるため、「無料ソフトで簡単なMVとかを作ってみたい!」と考える方におすすめといえます。

一方でテンプレートや注釈などの素材は少ない傾向にあります。したがって短時間で魅力的な動画を作りたい方には物足りないかもしれません。そのためVideo Vloggerは、1から本格的な動画を作ってみたい方におすすめの動画編集ソフトといえるでしょう。

Adobe Express

対応OS ブラウザツール
(スマホアプリあり)
メリット スマホアプリでも使用できる
テンプレートが充実している
デメリット 本格的な映像制作には不向きな可能性がある

Adobe Expressは、画像編集や動画編集で使用されている無料ツールの一つです。おしゃれなテンプレートが充実しているため、質の高い動画を短時間で作りたい方におすすめのソフトと考えられます。スマホアプリをダウンロードすればパソコンと連動して編集できるので、隙間時間を使って編集を進めたい方にもおすすめです。

キーフレームやマスクなどの本格的な編集機能は搭載されていませんが、型に当てはめるだけで質の高い作品を作れることは魅力の一つと考えられます。魅力的なテンプレートを使って動画を作ってみたい方には、Adobe Expressをおすすめします。

Canva

対応OS ブラウザツール
(Chromeアプリ・スマホアプリあり)
メリット 使用できる素材が多い
デメリット 一部有料
使用できる機能が少ない

Canvaはバナーやフライヤーなどのデザイン業務に多く利用されているオンラインツールです。動画編集機能も搭載されているため、Canvaを使って映像を作る方もしばしば見られます。グラフィックやステッカー素材などを使用できるため、素材集めにかかる時間を大幅に削減できるでしょう。

カットやテロップなどの基本的な機能は利用できますが、モーショングラフィックスやカラーグレーディングなどの実践的な機能は搭載されていません。AI機能や一部の素材は有料なので、人によっては物足りなさを感じる可能性があります。しかしフォントの種類やエフェクト素材などは充実しているため、おしゃれな動画を作りたい方にはおすすめのツールと考えられます。

iMovie

対応OS Windows:非対応
macOS:12.6以上
メリット 直感的に使用できる
テンプレートが充実している
デメリット 細かい編集はできない
Mac専用

iMovieは直感的に操作できるMac専用の動画編集ソフトです。テンプレートが充実しているので、高品質な作品を短時間で作りたい方におすすめといえます。カットやテロップ、エフェクトやトランジションなどの基本的な機能は搭載されているため、簡単な編集であればiMovieで支障はないといえるでしょう。

テキストの行間や色味の細かい調整はできませんが、iMovieで質の高い作品を作っている方も少なくありません。手軽に使える動画編集ソフトを利用したい場合は、iMovieを試してみるとよいでしょう。

経験者におすすめのロゴなしで利用できる無料の動画編集ソフト4選

ここからは映画やドラマなどの本格的な作品を作れる、経験者におすすめの無料ソフトを紹介します。「無料ソフトで質の高い映像作品を作ってみたい!」と考える方は、こちらで紹介する動画編集ソフトをお試しください。

DaVinci Resolve

対応OS Windows:10/11
macOS:10.13.6以上
メリット 無料でほぼ全ての機能を使用できる
カラーグレーディングに特化している
デメリット 操作方法が難しい可能性がある
スペックの高いパソコンが必要
一部有料

映画やドラマなどの本格的な映像作品を作りたい方には、DaVinci Resolveをおすすめします。DaVinci Resolveはほぼ全ての機能を無料で使える動画編集ソフトであり、プロの動画編集者も利用しているツールの一つです。アニメーションなどの本格的なモーショングラフィックスにも対応しているうえ、魅力的なカラーグレーディングを行うことが可能です。

VR機能や4K以上での書き出しを使用するには有料版の購入が必要です。メモリやGPUの使用量が多いため、DaVinci Resolveを使用するにはスペックの高いパソコンが求められます。しかし無料で本格的な映像作品を作れることは魅力と考えられます。高品質な動画を作ってみたい方は、DaVinci Resolveを利用してみましょう。

Blender

対応OS Windows:8.1以上
macOS:10.13以上
メリット CG制作が可能
アニメなどの制作にも対応
デメリット 操作方法が難しい可能性がある
スペックの高いパソコンが必要

BlenderはCGクリエイターに多く使用されているソフトの一つです。完全無料ソフトでありながら本格的な映像作品を作れるため、Blenderを使った映画やドラマなども増えつつあります。自分でエフェクトを作れるため、モーショングラフィックスデザイナーにも人気のあるソフトです。

一方でBlenderの動画編集画面は一般的なソフトとは異なります。したがって動画編集に慣れている方は使いにくいかもしれません。CPUやGPUの性能が低いと動画の書き出しに時間がかかることも、デメリットとして挙げられます。とはいえ無料で動画編集からアニメーションの制作に対応しているソフトは多くありません。CGやエフェクトを自分で作成してみたい方には、Blenderをおすすめします。

HitFilm

対応OS Windows:10/11
macOS:10.15以上
メリット 直感的に使用できる
VFXなどの映像作品にも対応
デメリット 一部有料
日本語非対応

操作性に優れた無料ソフトを試したい方には、HitFilmをおすすめします。なぜならHitFilmは最低限の機能だけを搭載したシンプルなUI(操作画面)になっているからです。キーフレーム編集やクロマキー合成などの機能も使えるため、本格的な作品を作れるでしょう。

4K以上の解像度で出力するには有料プランを契約する必要があります。また操作画面を日本語に変更できないことは大きなデメリットかもしれません。しかし多くの機能を無料で利用できるため、本格的な動画編集に挑戦してみたい方におすすめのソフトと考えられます。

AviUtl

対応OS Windows:7以上
macOS:非対応
メリット プラグインによる独自カスタマイズが可能
完全無料
デメリット 操作方法が難しい可能性がある
Windows専用

AviUtlはWindows専用の動画編集ソフトです。配布されているプラグインを導入すれば、オリジナルの動画編集ソフトを作ることが可能です。標準機能でも簡単な動画編集はできるため、コストをかけたくない方におすすめのツールといえるでしょう。高いスペックのパソコンを必要としないことも魅力の一つと考えられます。

ただしAviUtlはUIが古いため、人によっては使いにくいと感じる可能性があります。プラグインの導入にもパソコンのファイル管理などのスキルが必要になります。したがってパソコン操作が苦手な方には不向きかもしれません。とはいえAviUtを使いこなせるようになると、自分の好きな機能だけを搭載した動画編集ソフトで作業ができます。Windowsを使用している方は、AviUtlでの編集を検討してみましょう。

ロゴなしで使用できる無料の動画編集アプリ3選

簡単な動画編集をしたい場合、「ソフトじゃなくてアプリでいい…」と考える方もいるかもしれません。ここからは、ロゴなしで使用できる無料の動画編集アプリを見ていきましょう。隙間時間を活用して編集をしたい方や、スマホでサクッと編集したい方は参考にしてください。

CapCut

対応OS iOS/Android
メリット 完全無料
機能が充実している
デメリット 商用利用ができない
最長15分までしか対応していない

CapCutは手軽に高品質な動画を作れるアプリの一つです。完全無料で高品質な機能を使用できることから、TikTokやInstagramなどのコンテンツ作成に使用されている傾向にあります。エフェクトやアニメーションなどの素材も無料で利用できるため、本格的な作品をスマホで作成できるでしょう。

ただしCapCutは商用利用を禁止しています。したがってPR動画や広告動画などは作れません。保存できる動画尺は15分までなので、長尺動画を作りたい方には物足りない可能性があります。しかし無料で本格的な機能を使用できるのはCapCutの魅力といえます。SNS投稿などを目的に動画を作る方は、CapCutを利用してみるとよいでしょう。

VLLO

対応OS iOS/Android
メリット SNSに直接投稿できる
使用できる機能が豊富
デメリット 一部有料
分離編集ができない

VLLOは基本的な機能を無料で使用できる動画編集アプリです。操作方法が簡単なので、動画編集に慣れていない方でも活用できるでしょう。無料版でも動画編集に必要な基本的な機能は利用できるので、簡単な動画を作りたい方はVLLOでも問題はないと考えられます。作成した動画はYouTubeやInstagramなどのSNSに直接投稿することが可能です。したがってSNSを効率的に更新したい方には使い勝手のよいアプリといえます。

映像と音声を分離して編集できないため、音声抽出をしたい方には不向きかもしれません。とはいえロゴなしで動画を書き出せるうえ、使える機能が充実していることは魅力です。手軽に使える動画編集アプリを希望する方には、VLLOをおすすめします。

iMovie

対応OS iOS
メリット テンプレートが充実している
パソコン版と連動して利用できる
デメリット 使用できるフォントが少ない傾向にある
アプリ版では一部の機能が使用できない

iMovieはPC版と連動して使用できる動画編集アプリです。テンプレート素材が充実しているため、おしゃれな動画を短時間で作成できるでしょう。PC版に比べると使用できる機能は少ないですが、ちょっとした動画編集であればiMovieでも完結できると考えられます。パソコン版とアプリ版を使って効率的に作業を進める方も少なくありません。

フォントの種類やテロップ編集などテキストに関連する機能は少ない印象があります。したがって本格的な動画作成には不向きな可能性があります。しかし非常に操作しやすいアプリなので、iPhoneで動画編集をしたい方はiMovieを試してみましょう。

無料で使用できるロゴなしの動画編集ソフトの選び方

ここまでの内容を見て「結局どのソフトが一番いいの?」と考える方もいるかもしれません。ここからは、自分に適切な動画編集ソフトの選び方を見ていきましょう。下記のポイントを意識して自分にあったツールを選択してください。

  • 操作性
  • 使用できる機能
  • 対応ファイル形式
  • パソコンとの互換性

順番に解説します。

操作性

無料で利用できる動画編集ソフトによって操作性は大きく異なります。例えば「Canva」や「Blender」などは一般的な動画編集ソフトと編集画面が違うため、人によっては使いにくいと感じるかもしれません。操作がしにくいソフトを使うと編集作業に時間がかかる可能性があります。今回紹介したソフトは無料で利用できるので、自分にとって使いやすいか確認してから使用するソフトを決めましょう。

使用できる機能

無料で使える動画編集ソフトでもカットやテロップ、エフェクトやトランジションなどの基本的な機能は搭載されています。しかしクロマキー合成やキーフレーム編集、音声編集などの本格的な機能は、無料ソフトによっては使用できません。したがって、作りたい作品に必要な機能を理解してからソフトを選ぶことをおすすめします。

対応ファイル形式

使用する動画のファイル形式(拡張子)によっては、動画編集ソフトが対応していない可能性があります。例えば「Canva」や「AviUtl」などは.movや.aviなどのファイルは編集できません。したがってソフトを選ぶ際は利用する編集素材に適切なツールを活用しましょう。また自分で動画を撮影する場合は、ほぼ全てのソフトで使える.mp4に設定して撮ることをおすすめします。

パソコンとの互換性

動画編集ソフトを選ぶ際はパソコンとの互換性も確かめましょう。というのもOSやスペックなどによって使用できるソフトは異なります。例えば「iMovie」はMac専用であり、「AviUtl」はWindows専用のソフトです。またOSが古い場合はソフトを起動できない可能性があります。したがってパソコンのOSやスペックを確認して互換性のあるソフトを使用しましょう。

ロゴなしの無料動画編集ソフトを利用する際の注意点

最後にロゴなしでの無料動画編集ソフトを利用する際の注意点を紹介します。下記のポイントを意識したうえで自分にあったツールで動画編集を行ってください。

  • 広告が表示される可能性がある
  • ウォーターマークの削除が必要な場合がある
  • 編集ファイルを共有できない可能性がある

順番に見ていきましょう。

広告が表示される可能性がある

無料の動画編集ソフトによっては、編集画面や書き出し画面で広告が表示される可能性があります。したがって人によってはストレスになるかもしれません。しかし無料ソフトで表示される広告の多くは数秒程度で終了します。したがって、広告に膨大な時間を取られることはほぼないでしょう。どうしても気になる方は「DaVinci Resolve」や「Canva」などの広告が表示されないツールを使用するか、有料ソフトの購入を検討することをおすすめします。

ウォーターマークの削除が必要な場合がある

無料で利用できる動画編集ソフトには、タイムラインの最後にウォーターマークが入っている可能性があります。気づかずに動画を書き出してしまうと映像の最後にソフトのロゴが表示されます。しかし多くの場合、タイムライン上のウォーターマークを削除すれば動画にロゴは入りません。無料ソフトで動画を保存する場合は、タイムラインの最後を確認しておきましょう。

編集ファイルを共有できない可能性がある

動画編集の副業を検討している方は、編集ファイルにも注意しましょう。なぜなら、無料の動画編集ソフトによっては編集ファイルを共有できない可能性があるからです。また編集ファイルを開くには同じ動画編集ソフトが必要です。したがって動画編集を仕事にしてみたい方には、「Adobe Premiere Pro」などの動画編集の業界で多く使用されているソフトをおすすめします。

無料で使えるロゴなしの動画編集ソフトで作品を作ってみよう

ロゴなしで使用できる無料の動画編集ソフトは多数ありますが、各ツールによって使える機能は異なります。したがって動画を作る目的や必要な機能を考えたうえで、自分にあったソフトを使用しましょう。

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