

あらゆる企業やサービスでWebサイトを立ち上げることがスタンダードになっている現在、Webデザイナーの需要は高まっています。ノマドワークや在宅ワークなど、多様な働き方がしやすい職業でもあることから、「Webデザイナーを目指したい!」と考えている女性の方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、Webデザイナーになるために必要なスキルや、未経験からWebデザイナーになるためのステップ、実際にWebデザイナーになる夢を叶えた女性の事例などを紹介していきます。ぜひこれを参考に、Webデザイナーになるための第1歩を踏み出してくださいね。
Webデザイナーが女性に人気の理由
Webデザイナーの仕事は、次のような理由により、女性からの人気も集めています。
女性が多い業界で、働きやすさがあるから
調査によると、Webデザイナーの男女比としては女性が59%を占めているそうです。*1
企業によりますが、パソコンがあれば進められる仕事が多いので、子供の送り迎えに合わせて仕事の時間を調節したり、自分が1番集中できる環境でリモートワークをしたりと、必要な業務さえこなせれば柔軟な働き方がしやすい仕事であるといえます。
実力次第でどんどん活躍できるため、「自分の力で今後もキャリアを築いていきたい!」と考えている女性たちとも切磋琢磨し合えそうですよね。
ライフステージに合わせて柔軟に働くことができるから
キャリアを築いていくにあたり、結婚や転勤、親族の介護などのライフイベントについて真剣に考えている方もいるのではないでしょうか。Webデザイナーは比較的リモートワークがしやすく、プライベートと両立しながらキャリアアップを目指したい方にもおすすめできる職業です。また、実績を積んでフリーランスとして独立する方もいるなど、ライフスタイルに応じてより自由な働き方を追求できる可能性があります。ライフステージに合わせて柔軟に働けるWebデザイナーの仕事なら、プライベートとの両立を考えながら安心して続けることができそうですね。
仕事内容に幅があり、キャリアアップを目指せるから
Webデザイナーとして活躍するには、デザイン力はもちろんのこと、マーケティングの知識やプログラミングの勉強もしておくとよいでしょう。例えば、マーケティングの知識があれば、SEO対策や有効なコピーを取り入れ、Webサイトの効果をより上げることができるようになります。PhotoshopやIllustratorなどのデザインツールを使ってビジュアルのアイデアを表現する以外にも、プログラミングで実際にWebサイトを作ってアイデアを目に見えるようにしたり、プログラマーにプログラミングを踏まえた提案をしたりできれば、よりスムーズに仕事を進められる可能性が高まります。
このように、様々なスキルを複合的に活用できるWebデザイナーは重宝される可能性が高いです。また、デザインについてもさらに深く学習することで、印刷物のDTPやロゴデザインなど、活動の幅を広げることもできます。
仕事で使えるスキルの幅を広げることでキャリアアップを目指せるのが、Webデザイナーの醍醐味といえるでしょう。
Webデザイナーに必要なスキル
それでは、Webデザイナーを目指す女性が身につけておきたいスキルをみていきましょう。
Webデザインには、デザイン力そのもの以外にも、様々な能力が密接に関わってきます。
デザインの基礎知識
Webサイトをはじめとするデザインには、使用目的やユーザビリティによってある程度のセオリーが存在します。視認性の高い色の組み合わせや、サービスの特徴・魅力を存分に伝えるための配置、余白の使い方など、基本の型を身につけておくことが大切です。
また、デザインにもトレンドがあります。多くの人が快適に操作でき、さらに楽しんでもらえるようなデザインを追求するため、常に研究を続けることが欠かせません。
デザインツールの操作スキル
Webデザイナーとして仕事をするなら、PhotoshopやIllustratorなどのデザインツールの使い方はしっかりとマスターしておきましょう。主に、Photoshopは写真の編集に、Illustratorは図形などのオブジェクトを用いてイラストやロゴを作成する際に使用します。これらのソフトは多くのデザイン事務所やWeb制作会社で採用されており、自分のアイデアを提示するために必要なスキルです。ぜひ、自分が作りたいものを思い浮かべ、楽しみながら学習してみてください。
コーディングスキル
Webコンテンツを制作する現場では、最終的にコーディングがおこなわれます。Webサイトの制作で使用される言語は、主にHTML・CSS・JavaScript・PHPなどです。
「プログラミング言語を書けるようになっておこう!」と言われると、プログラマーが使いこなすような複雑な言語の習得をイメージし、つい尻込みしてしまう人も多いのではないでしょうか。ですが、最低限HTMLやCSSを理解して書くことができれば、Webサイトを形にすることができます。必要な言語をコツコツと身につけていくだけでも、Webデザイナーとして十分に活躍できる可能性が上がります。プログラミングの知識があれば、自分以外にプロのプログラマーがいる場合にも、お互いの考えを正確に伝え合うことができますよね。
デザインツールを使ってデザインの計画を立てるだけでなく、実際に Webサイトに触れることで必要な機能がわかることもあるので、ぜひ勉強してみてください。
マーケティングやブランディングの知識
デザインでは、テーマとなる製品やサービスに潜在的に存在している魅力や強みを引き出し、ユーザーに興味をもってもらえるような形に落とし込みます。どのようなユーザーにどのような雰囲気を伝えるのかというようなマーケティングに基づく思考や、どんなデザインであればその製品を愛してくれそうな潜在顧客に響くのか、といった考え方が重要です。Webデザインの作業そのものに慣れてきたら、ぜひマーケティングやブランディングについても勉強してみてください。
クライアントから提示された情報を並べるだけでなく、その製品やサービスが位置する市場を俯瞰することで、ユーザーへの適切なアプローチを目指していきましょう。
コミュニケーションスキル
Webデザインの現場では、クライアントやプログラマーなど、社内外の様々な人とディスカッションをしながら制作を進めていきます。Webサイトのテーマとなる製品やサービス、企業の魅力を引き出し、Webサイトの形に落とし込むのが、Webデザイナーの役割です。
時には、直接クライアントから製品やサービスについて話を聞いたうえで、実際に利用している顧客や潜在的なニーズを抱いていそうな人に対してインタビューしてみることで、Webサイトで伝えるべきことの解像度が上がるかもしれませんよ。
必要な情報やデザインの鍵となる情報をうまく聞くことができるよう、コミュニケーションスキルを磨いておけるとよいでしょう。
プレゼンスキル
Webデザイナーとして企業に所属して働く場合、必ずしも大勢の前でプレゼンをする機会がたくさんあるわけではありません。
ですが、自分が担当しているプロジェクトについて上司やディレクター、クライアントに説明する場合や、フリーランスとして独立して営業をする際は、しっかりとプレゼンできるとよいですよね。
プレゼンスキルやコミュニケーション力の高さは、仕事をするうえで必要な信頼関係の構築につながります。話の構成を組み立てて説明するなど、まずは必要なことをしっかりと伝えられるように意識してみてください。
未経験からWebデザイナーになる方法は?
未経験の女性がWebデザイナーを目指す場合、勉強方法や仕事の探し方など、わからないことばかりかもしれません。ここからは、Webデザイナーになるための勉強方法を紹介していきます。
独学で学ぶ
Webデザイナーになるためのスキルは、独学で学ぶことも可能です。「できるだけ自分のペースで勉強したい!」と考えている方は、デザインやコーディング、マーケティングに関する書籍を活用してみてください。
独学でWebデザイナーになるためのスキルを学ぶ際に特に大変なのは、勉強のスケジュールを管理することだと思います。Webデザイナーとして仕事をする際に必要な知識は多岐にわたり、複合的な学習が必要です。高校までの勉強が科目で分かれていたことを思い出し、各分野の勉強で自分に必要なことをそれぞれリストアップしてみてください。通勤時間などのすきま時間をうまく活用しながら、少しずつでもコツコツ続けることが大切です。
スクールに通う
Webデザインの仕事では、デザインやプログラミング、マーケティング、ブランディングなど、様々な知識を網羅的に勉強していく必要があります。
そうはいっても、「どこから始めたらいいのかわからない!」「勉強する分野が多すぎて自分で計画を立てるのが大変……」という悩みが出てくる方も多いのではないでしょうか。
そこで、様々なスキルに関する講座を展開しているスクールを活用するのもおすすめです。オンラインをはじめとするスクールでは、すきま時間に動画を視聴できたり、同じ目標をもつ仲間たちと励ましあったりと、モチベーションを維持しやすくなります。例えば「SHElikes」のようなスクールでは、あらゆるスキルを多角的に身につけることができ、他の受講者と交流することもできますよ。
デザイナーとして就職し、実務で学ぶ
デザイン事務所や広告代理店など、Webや印刷物といった形式を問わず、様々なデザインを請け負っている企業は多くあります。
このような企業にデザイナー職として就職した場合、実務で様々な案件を目にすることがあるでしょう。今の時点では「印刷物のデザインが得意!」という方でも、デザイン力を買われてWebデザインの案件に参加することがあるかもしれません。
Webを中心に活動しているデザイナーの仕事を実際に見ることができるので、自分でも手を動かしながら、Webにおけるデザインで必要なスキルを身につけることができるでしょう。
女性が未経験からWebデザイナーになるために必要な準備
それでは、未経験の女性がWebデザイナーを目指す場合、どのようなステップを辿ればよいのでしょうか。Webデザインの実務に必要なスキルが身についてきたら、実際に就職・転職や独立をして仕事をもらうための準備をしていきましょう。
どんなデザイナーになりたいかをある程度考えておく
デザイナーと一括りにいっても、ファッションデザイナーやプロダクトデザイナー、ゲームデザイナー、DTPデザイナーなど、デザインを必要としている分野は多岐に渡ります。
そのなかでなぜWebデザインなのか、どんなデザイナーになりたいのかを考え、言葉にできるようにしておきましょう。自分が目標とするデザイナー像がわかれば、逆算して身につけるべきスキルや知識が見えてきます。
まずは印刷物の勉強をし、Webへと活動の幅を広げていくという人もいます。自分のなかの「デザイン」観を整理することで、とるべきステップが明確になるのではないでしょうか。
ポートフォリオを準備する
Webデザイナーとして就職・転職をする際や、フリーランスとして独立して企業に営業する場合は、ポートフォリオが必要になります。このため、自分が実際に作ったデザインをいくつか用意してみましょう。
このとき、完成形のデザインを提示するだけでなく、そこに至るまでの試行錯誤や発想の経緯を伝えるのがおすすめです。企業側が未経験の方をWebデザイナーとして採用しようと考える場合、志望者のデザイン力はその成果物とそこに至るまでの思考力によって判断されます。どんな理由でそのデザインに至ったのか、マーケティングやブランディングに基づく根拠があるのか、といったポイントがみえてくれば、Webデザイナーの卵としての魅力を存分に感じてもらいやすくなるでしょう。
未経験からWebデザイナーに転職したロールモデルを紹介!
未経験の女性がWebデザイナーを目指すために身につけておきたいスキルや、Webデザイナーとして就職・転職や独立をするために必要な準備について解説してきました。
ここでは、実際に未経験からWebデザイナーになられた女性の成功体験をご紹介いたします。
愛弓さん「未経験から100日で月収2倍の副業Webデザイナーになるまでの道のり」
アパレルの販売員として働いていた愛弓さんは、将来の「なりたい姿」がまったく見えていなかったそうです。そこで、たくさんのコースが用意されている「SHElikes」を利用し、自分が興味を持てる分野を模索しました。その結果、働くことに対して前向きになり、自由に働けるWebディレクター・Webデザイナー、イラストレーターへの転職を成功されています。

愛実さん「『憧れだけど無理だと思っていた』会社員の私が未経験からデザイナーになるまで」
会社員だった愛実さんは、同世代の友人から転職報告が相次いだことをきっかけに、デザインに対する興味に蓋をしていた自分に気がついたそう。そんなときに出会った「SHElikes」で、デザインはもちろん、趣味だったカメラなどを幅広くつまみ食いし、未経験からデザイナーへの転職に成功されました。副業でもデザインに挑戦中で、日々デザイナーとしてのスキルアップに邁進しています。

未経験から女性がWebデザイナーを目指すならSHElikesがおすすめ
未経験からWebデザイナーを目指している女性におすすめなのが、一緒に勉強している仲間たちと切磋琢磨できるスクールを利用することです。1人でコツコツと学習や転職活動を続けていると、挫けそうになってしまうこともあります。ですが、それぞれが様々なバックグラウンドをもち、時にはアドバイスし合えるような人たちと出会える環境があれば、それをモチベーションに頑張ることもできるでしょう。
また、Webデザイナーとして活躍するためには、あらゆるスキルを複合的に活用する必要があります。このため、多くの種類の講座を展開していて、網羅的に学習できるスクールがおすすめです。
女性向けキャリアスクールの「SHElikes」には、デザインからライティング、動画編集まで、ありとあらゆる講座がラインアップされています。励まし合える仲間たちと交流することもできるので、まずはぜひ体験レッスンに参加してみてくださいね。
※出典
*1:マイナビAGENT「クリエイティブ系 デザイナー(WEB/モバイル)」内、「気になる“あの”比率」より