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動画編集で使用するパソコンのスペックは?おすすめのパソコンや選び方を徹底解説

動画編集で使用するパソコンのスペックは? おすすめのパソコンや選び方を徹底解説
ABOUT ME
ライター KeitoKurisu
埼玉県の美容学校を卒業後、銀座の美容室での経験を経て、雑誌・広告業界のヘアメイクとして活動。その後、SEOメディア事業や映像制作会社を立ち上げ、脚本とディレクター業務を行う。現在は、アート作品の個展を行いながら、フリーライターとして活動中。
エディター 角畑 京介
同志社大学 生命医科学部医情報学科卒。在学中、基礎科学や生体情報の取得・制御、プログラミングについて学ぶ。大学院進学後はPythonデータ解析や生体化学の研究をしたあとライター業を開始。現在はフリーランスとして活動し、キャリア領域のメディアを中心にSEO記事を執筆する。

動画編集では、フルHDや4K、8Kなどの高画質映像の編集を行います。高画質な映像の編集はパソコンへの負荷が大きくなるため、動画編集にはスペックの高いパソコンが必要です。購入するパソコンのスペックが動画編集に適切でなければ、作業が非効率になります。したがって、動画編集で使用するパソコンのスペックは、正しく理解しくことが大切です。

今回は、動画編集に必要なパソコンのスペックや選び方などについて解説しています。おすすめのパソコンも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

動画編集に必要なパソコンのスペック

受注する案件によって異なりますが、動画編集に必要なパソコンのスペックは下記のとおりです。

名称 推奨スペック
CPU Intel Core i7以上
AMD Ryzen 7以上
コア数 6コア以上
メモリ 16~32GB
ストレージ SSD 256~512GB

上記のスペックが必要な理由を見ていきましょう。

CPU

CPUは、パソコンの頭脳に当たる部分です。CPUの数値が高いほど処理速度が早くなり、サクサク作業できます。CPUの性能が低い場合、動画の処理や書き出しに時間がかかり、ソフトが落ちたり編集画面がカクカクしたりして、作業が非効率になります。

Intel Core i5やAMD Ryen 5でも簡単な動画の編集はできますが、4Kや8K、10分以上の長尺動画には不向きといえるでしょう。CPUはパソコンのスペックにおいて重要な要素なので、できる限り性能が良いものがおすすめです。

コア数

コア数とは、CPUの中に内蔵されている命令を処理する装置の数を指します。CPUが料理人だとすると、コアはコンロの数に該当します。コンロの数が多いほど複数の料理を同時に作れるため、素早く作業ができるイメージです。つまり、CPUとコア数の数値が高いほど、動画編集の作業をサクサク進められます。

ただし、コア数が多いほどパソコンの値段も高額になります。そのため、自分の予算と相談し、無理のない範囲で適切なパソコンを選びましょう。

GPU

GPUは、画像や動画を処理する演算装置です。グラフィックボードとも呼ばれる部分であり、GPUの性能が良いほど動画の処理や書き出しをスムーズに行えます。一方でGPUが低い場合、動画編集に時間がかかるだけでなく、画質が粗くなったり、書き出しでエラーになったりする可能性があります。そのため、パソコンを購入する際は、GPUが高いものを選ぶと良いでしょう。

また、CPUが高くGPUが低い(または搭載されていない)パソコンも販売されているので、購入する際は注意してください。

メモリ

メモリは、作業中のデータを一時的に保存する部品です。「パソコンの作業デスク」をイメージすると理解しやすいでしょう。大きなデスクを使用する場合、本やノート、作業に必要な道具など、たくさんの物をデスクの上に置いて作業ができます。一方で小さなデスクを使用する場合、本やノートを置ける数に限りがあり、作業が非効率になります。つまり、メモリの数値が高いほど大きなデスクで作業できるイメージです。

動画編集は画像処理や音声処理、演算や保存などを並行して行います。メモリはソフトの操作にも影響するので16GB以上のものをおすすめします。

ストレージ

ストレージとは、パソコンに保存できるファイル容量の限界値を意味します。簡単にいうと、パソコンに内蔵されているカバンのイメージです。大きいカバンほど物が入るように、ストレージの数値が高いほど多くのファイルを保存できます。動画編集で扱う素材は容量の大きいので、ストレージが高いパソコンを使用しましょう。

また、ストレージにはSSDとHDDの2種類があります。SSDは情報を高速で処理できることが特徴です。一方で、HDDは情報処理が遅いため、ソフトやファイルの立ち上げに時間がかかります。したがって、スムーズに作業をしたい方にはSSDをおすすめします。

動画編集におすすめのスペックの高いパソコン5選

それでは、動画編集におすすめの、スペックの高いパソコンを紹介します。各パソコンによって料金やスペックは大きく異なります。詳しいスペックや料金も紹介するので、参考にしてください。

MSI Katana GF7611U

料金 143,800円(税込)
サイズ 17.3インチ
CPU Intel Core i7
コア数 8コア
GPU GeForce RTX3050
メモリ 16GB
ストレージ SSD 512GB

MSI Katana GF7611Uは、動画編集や映像制作、ゲームプレイなどに使用されているノートパソコンです。CPUやGPUの性能も高いため、4Kや8Kなどの重たい映像でもサクサク編集できるでしょう。

MSIシリーズはスペックの高いパソコンを手頃な値段で買えることで認知されており、これから動画編集をはじめる方におすすめです。17.3インチと画面が大きいので、効率的に作業ができると考えられます。HDMI端子にも対応しているので、カメラやプロジェクターなどの外部機材とも簡単に接続できます。

MacBook Pro

料金 288,800~498,800円(税込)
サイズ 14インチまたは16インチ
CPU Intel Core i7~i9
コア数 12~16コア
GPU M1・M2 Pro・M2MAX
メモリ 16~32GB
ストレージ SSD 512GB~1TB(最大8TBまで増設可能)

MacBook Proは、動画編集やWebデザインなどのクリエイティブ系の仕事に利用されることが多いノートパソコンです。購入するモデルによってスペックは異なりますが、動画編集や映像制作などであれば、MacBook Proの場合どれを選んでも問題はないと考えられます。

厚みが少なく持ち運びやすいため、旅行をしながらでも仕事ができるでしょう。操作性にも優れているため、パソコンの操作が苦手な方でも手軽に利用できます。iPhoneを使っている方であれば、AirDropを使用して効率的に作業を進められるでしょう。

mouse K5-17GM5BK-A

料金 149,800円(税込)
サイズ 15.6インチ
CPU Intel Core i7
コア数 10コア
GPU GeForce MX550
メモリ 16GB
ストレージ SSD 512GB

mouse K5-17GM5BK-Aは、重たい映像でも高速で処理できるノートパソコンです。ゲーミングPCに相当するスペックで、150,000円以下で購入できます。そのため、長尺動画の編集も問題なく行えるでしょう。メモリやストレージの増設もできるので、予算に余裕のある方はよりスペックを高くできます。

本体の重量も比較的軽いため、持ち運びにも便利なパソコンといえます。3年間の修理保証もついているので、長く使用できるパソコンを購入したい方にもおすすめです。

ドスパラ raytrek MV

料金 179,980円(税込)
サイズ 190mm(幅)×420mm(奥行き)×360mm(高さ)
CPU Intel Core i7
コア数 16コア
GPU GeForce RTX4060
メモリ 16GB
ストレージ 1TB

ドスパラ raytrek MVは、高性能なスペックを搭載しているデスクトップ型パソコンです。GPUとコア数の性能が非常に高く、動画編集や映像制作には問題ないスペックといえるでしょう。デスクトップ型の中ではコンパクトなサイズなので、部屋に置いても邪魔にはならないと考えられます。ストレージの性能も高いため、大容量のデータでも負担なく保存できるでしょう。

ただし、デスクトップ型のパソコンを使用する場合は別途モニターを購入する必要があります。したがって、ドスパラ raytrek MVを購入する場合は、パソコンと接続できるモニターをあわせて購入してください。

iMac

料金 174,800~230,800円(税込)
サイズ 24インチ
CPU Intel Core i7
コア数 8コア
GPU M1
メモリ 8~16GB
ストレージ SSD256~512GB(最大2TBまで増設可能)

iMacは、Macを大画面で使用したい方におすすめのデスクトップ型のパソコンです。MacBook Proと遜色ないスペックなので、動画編集の作業に支障はないといえます。グラフィクの解像度が非常に高いため、生データ(撮影データ)と変わらない色味で動画編集ができるでしょう。

デスクトップ型のパソコンでありながら、奥行きは14.7cmとスリムなデザインです。iOS製品と連動して使用でき、MacBookやiPhoneを利用している方にもおすすめといえます。

動画編集で使用するパソコンの選び方

ここからは、自分に合ったパソコンの選び方を見ていきましょう。選び方を間違えると不要なコストが発生する可能性があります。したがって、下記のポイントを理解しておきましょう。

  • 予算
  • 適切なスペック
  • 使用するツール・ソフト
  • パソコンの重さ・大きさ

順番に解説します。

予算

パソコンを購入する場合は、事前に予算を決めておきましょう。なぜなら、パソコンの値段はスペックによって大きく異なるからです。高いスペックのパソコンを購入するには相応の予算が必要です。

しかし、無理をして購入した場合、金銭的に余裕がなくなるかもしれません。したがって、パソコンを購入する際は平均相場を確認し、予算内で購入できるパソコンを選びましょう。

適切なスペック

スペックの高いパソコンは魅力的ですが、高すぎるスペックは動画編集に必要ないかもしれません。例えばコア数が16のパソコンは、映画やドラマなどの本格映像作品を作れるスペックです。したがって、一般的な動画編集の仕事では、スペックの効果を実感できない可能性があります。動画編集の仕事内容にあわせて、適切なスペックのパソコンを購入しましょう。

使用するソフト・ツール

動画編集ソフトや使用するツールによって、パソコンの選び方は異なります。動画編集でよく使用される「FINAL CUT」はMac用のため、iMacやMacBook Proを選ぶ必要があります。また、Windows専用のソフトやツールも少なくありません。そのため、動画編集で使用するソフトを確認して、対応しているパソコンを選びましょう。

パソコンの重さ・大きさ

好きな場所で仕事をする場合は、持ち運びしやすいパソコンを選びましょう。ノートパソコンであれば好きな場所で作業できますが、画面が小さいため人によってはストレスになるかもしれません。

一方でデスクトップ型のパソコンを使用すれば大画面で作業できますが、仕事をする場所は限られてしまいます。したがって、パソコンを選ぶ際は、仕事のスタイルも考えることをおすすめします。

動画編集のパソコンスペックに関する質問

最後に、動画編集のパソコンスペックに関するよくある質問を紹介します。

MacとWindowsはどちらを選ぶべき?

MacとWindowsに大きな性能の違いはありません。そのため、予算やスペック、仕事のスタイルに合わせたパソコンを選びましょう。例えば、Windowsは比較的コストを抑えてパソコンを購入できます。一方でMacの値段は高額ですが、iOSデバイスと連携できるメリットがあります。それぞれの特徴を考慮して、自分に合ったパソコンを選びましょう。

デスクトップの方がスペックは高い?

パソコンによっては、ノートパソコンの方がスペックは高いことがあります。したがって、デスクトップの方が優れているとは一概にいえません。そのため、仕事のスタイルに合わせてパソコンを選ぶことをおすすめします。

パソコンを安く購入する方法は?

スペックの高いパソコンを安く購入したい方は、中古のパソコンを検討してみましょう。パソコンのモデルは古くなりますが、スペックの高いパソコンを低価格で購入できます。ただし、中古製品を購入する場合は動作環境などの項目をしっかり確認してから購入してください。

スペックの高いパソコンを用意して動画編集を始めよう!

動画編集は4Kや8Kなどの重たいファイルを扱うため、スペックの高いパソコンが必要です。ただし、受注する仕事や作りたい作品によって必要なスペックは異なるので、自分にあったパソコンを購入しましょう。

なお、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)では、動画編集の基礎やSNS動画制作などのスキルを学習できるコースをご用意しています。現役の動画クリエイターからスキルを学べるので、「動画編集の仕事を始めてみたい!」と考えている方は、ぜひ無料体験レッスンにお越しください。

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。