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女性が手に職をつける方法とは?資格よりも役立つスキルでキャリアチェンジも!

女性が手に職をつける方法とは?資格よりも役立つスキルでキャリアチェンジも!

今後のキャリアや将来を見据えるとき、「手に職さえあれば……」と思ったことはないでしょうか。働き方が多様化している現代において、手に職をつけることは、「身一つで稼げるようになる」こととも捉えられます。スキルを習得できれば、女性のキャリア形成やライフステージの変化にも柔軟に対応することができるでしょう。

では、手に職をつけるためには、一体何から始めればいいのでしょうか?疑問に応えるべく、本記事では「今のスキルに自信がない人」、あるいは「これから何かを学ぼうとしている人」に向け、おすすめのWeb系職業一覧と、スキルを身につける方法をご紹介します。

「手に職をつける」とは?

「手に職をつける」とは?

「手に職をつける」とは、生計を立てるのに役立つ専門性の高い知識・経験・技術などを身につけることを指します。「手に職」というと、まずは士業などの専門職が思い浮かびますが、以下でご紹介する職種、たとえば「IT系」や「ものづくり・クリエイティブ系」の仕事も、「手に職」と言えるでしょう。

「IT系」や「ものづくり・クリテイティブ系」の仕事においては、学歴よりもクリエイティブな面での能力が重視されます。高卒か専門卒か大卒かの違いよりも、多くの場合、経験値や技能を評価基準とするためです。

手に職をつけることができれば、あらゆる年代の人にとって、これからの転職が有利になります。経験値や技能を重視した求人が多いため、最も活況な20代・30代の転職市場のみならず、40代以上にも採用のチャンスが多いからです。また、AIの進化により無くなる仕事も多いと言われる中、「残る仕事」である「手に職」系のスキルは、起業やフリーランスなど独立を目指す人にもおすすめです。

「手に職」系のスキルがあれば、海外で活躍できる可能性もあります。たとえば日本国内では主婦業をしていた人が、家族の転勤などで海外に移住する機会があったとき、外に出て働こうと思うこともあるでしょう。そんな場合に「手に職」系のスキルという武器があれば、チャンスをつかみやすいはずです。

手に職をつけたい女性におすすめ!在宅も可能なWeb系職業一覧

これからも需要が高いと予想される仕事、すなわち「手に職」系かつ「将来性の高い職業」を、おすすめの理由とともにご紹介します。ちなみに、以下のどの職種においても、試験や資格は必須ではありません。

Webデザイナー

Webデザイナーとは、企業のホームページ制作や運用など、Webサイトのデザインを行う人を指します。デザインが得意な人や、ものづくりが好きな人におすすめしたい職業です。

インターネットの普及に伴い、Web・IT業界は成長し続けており、今後もまだまだ需要があると予想されます。Webデザイナー人口も増え続けていますが、Webサービスが多様化する中、人材ニーズはますます高まっています。

Webデザイナーは、PCとインターネット環境があれば、時間や場所にとらわれずに働くことができるため、在宅やリモートワークを希望する女性にもおすすめです。また、未経験者でもスクールで技術を集中的に学べば、比較的短期間でスキルの習得が可能です。クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングでは案件が豊富にあり、未経験者でも実績をつくりやすい職業と言えるでしょう。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーとは、雑誌・書籍・ポスターなどの紙媒体や、看板・パッケージなど、広告宣伝関連のデザインをする人を指します。こちらもWebデザイナーと同様、デザインが好きな人やものづくりに興味がある人におすすめです。

最近では、Webの台頭のあおりを受けた出版業界の低迷により、紙媒体の今後を不安視する声も聞こえます。しかし、専門性の高いデザインスキルはWeb業界においても需要があり、グラフィックデザイナーは印刷物だけにとどまらず、あらゆる分野での活躍が見込まれます。

また、グラフィックデザイナーが経験を積んだことで身につけたクリエイティブな技術・才能は重宝されるため、年齢のリミットを気にすることなく、長く働ける職業だと言えます。

エンジニア

ここで説明するエンジニアとは、ITに関わるシステムの専門家を指します。エンジニアという職業を簡潔に表すなら、「要望を具現化する仕事」です。エンジニアの仕事は、システム設計における戦略を形にするための重要な役割を担うと言えるでしょう。

エンジニアはシステムの全体設計に関わることから、一見、理系の人向きの仕事に見えますが、実は文系出身者の活躍も期待できる職業です。システム設計では、プログラマーを筆頭に社内外の多くの人が関わりプロジェクトが進行する中で、IT全般の知識が求められるだけでなく、言語化する力が必要とされるためです。またケースバイケースですが、工数管理やプレゼンなど、ディレクターに近い動きをすることもあります。

専門性が求められ、ハードルが高いイメージが先行しがちですが、実は未経験者に門戸が開かれているIT系職種のエンジニア。専門性の高いスキルを身につけることができれば報酬は高くなる傾向にあり、未経験からでも年収アップが見込めます。DX*化が進む近年では、エンジニアの需要はさらに高まっており、IT業界において必要不可欠な人材と言えます。

*DX:デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略、「デジタル技術の活用がビジネスを再構築する」の意味。諸説あり

Webライター

Webライターとは、その名の通り、Web上に掲載される記事を書く人を指します。Webサイトやオウンドメディアなど、どのWebコンテンツにも文章は載るため、Webライターもまた需要の高い職業と言えるでしょう。

Webライターは、Webデザイナーと同様に在宅やリモートワークに適しており、未経験者向けの案件が多いことも特徴です。また、書くことを習慣化することで文章が上達していき、より効率的に隙間時間を活用できるようになります。

余談ですが、Webライター以外にもライター関連職は豊富にあります。たとえば、取材ライター、コピーライター、シナリオライターなど。Webライターをきっかけに、異なるフィールドでライティングしてみるのも、新たな可能性を広げるチャンスです。

動画編集者

近年、動画の重要性は高まっています。一人一台、スマートフォンを持つのが当たり前になり、動画を見ることが習慣になった人も多いのではないでしょうか。また動画の需要増の背景には、テレワークの浸透によりWi-Fi利用率が増えたこともあるようで、今後も市場のニーズは続くと予想されます。

動画編集というと、YouTubeやTikTokなどの映像クリエーターを想像する人も多いと思います。このようなインフルエンサーに限らず、個人利用やWebサイト・Web広告にも動画は使用されるため、動画編集スキルがある人は重宝されます。

編集作業には「Premiere Pro」や「DaVinci Resolve」のツールを使用します。黙々と取り組む作業が多く、在宅で仕事をしたい人にもおすすめの職業です。また、仕事の請け負い方にはフリーランスや副業など、企業に所属する以外の選択肢があるのも嬉しいですね。

Webマーケター

Webマーケターとは、Webサービスを利用して、利益に結びつくユーザー獲得の仕組みづくりを担う職業です。具体的には、ツールを用いてWebサイトへの流入を多角的に分析し、現状把握から施策立案までを行います。ちなみに、後述するSNS運用は、マーケティングにおける業務の1つです。

Webマーケティング・デジタルマーケティングなど、マーケティング関連の仕事は細分化されています。すべてに共通して必要なのは、PDCAサイクル*のようなフレームワークを活用し、改善を図りながら成功に向かわせる「マーケティング思考」です。

マーケターには、消費者のベネフィット*を把握したり、Webトレンドをキャッチしたりと、多様な観点から物を見る目が必要とされます。

異業種からの転職者も多いWebマーケター。その理由は、さまざまな社会経験が生かせる職業だからです。もちろん、ツールの使用方法や分析手法など習得すべき技術は多いですが、求人ニーズに年齢はさほど関係なく、今後も需要は伸びると予想されます。

*PDCAサイクル:Plan→ Do→ Check→ Actionを繰り返す、業務改善に有効な方法
*ベネフィット:顧客が商品やサービスから得られる恩恵や利益

SNS運用ディレクター

SNS運用とは、SNS(Twitter・Instagram・YouTube・TikTokなど)の企業アカウントを運用する仕事です。ソーシャルメディアを通じて企業情報を発信し、「集客」「認知拡大」「購買促進」などに結びつけるSNS運用は、ビジネスを成長させるためのマーケティング手法です。

もう少し簡単に説明すると、SNS運用は「SNSを通じて企業とユーザーにつながりを持たせ、ファンを育てる仕組みづくり」であると言えます。

最近では多くの企業が自社のSNSアカウントを持ち、情報発信に力を入れています。しかし実際のところ、「集客」や「購買促進」といった本来の目的に結びついていない企業も多いようです。それを受け、SNS運用サービスに特化した会社が続々と現れましたが、リソース自体は外注(業務委託など)に頼っているケースも多々あります。

言い換えれば、「エキスパート」と呼べる担い手がまだまだ不足していることから、「SNS運用」は、いま身につけたいスキルの1つと言えるでしょう。

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手に職がない女性におすすめの学習方法

手に職がない女性におすすめの学習方法

いま「手に職がない」からといって、自分の可能性をあきらめてしまうのは非常にもったいないことです。以下では、未経験の状態から専門性の高いスキルを得るための学習方法をご紹介します。

独学

独学といえば、通信学習でスキルや資格の取得を目指す方法が有名ですが、最近ではアプリや動画での学習スタイルが定着しつつあります。さらに、購入型のオンライン学習プラットフォームやSNSなど、学習方法は多岐にわたり、無料もしくは低価格で利用できるものがほとんどのため、気軽に始められます。

独学のメリットは、費用が抑えられる点と、自分のペースで無理なく学習を進められる点にあります。無料で始められるため、「手に職」系の仕事の内容を知るきっかけづくりにおすすめです。また、隙間時間にスマートフォンで学習できる手軽さも魅力です。

一方で、独学のデメリットとしては、不明点が出てきた際に質問ができないことや、教材選びの難しさなどが挙げられます。そのため、独学のみでスキルを得るには、高いレベルの自走力が必要と言えるでしょう。

スクール

スクールには、大きく分けてオンライン型とオフライン型(通学型)があります。最短で効率よく学びたいという人には、独学よりも断然スクールをおすすめします。どちらの学習が適しているかは、ライフスタイルに合わせて選択するといいでしょう。

スクールは、独学より費用がかかります。しかし、課題のフィードバックを受けられ、講師に質問することもできるのは、スクールならではのメリットと言えます。そしてなにより、独学とスクールでは成長速度に差が出ます。

SHElikesなら、未経験者にもおすすめしたい「手に職」系のスキルの習得が目指せます。SHElikesは、33の職種スキルが学び放題の女性向けキャリアスクール。WebデザインやWebライティングコースをはじめ、Webマーケティングやプログラミング入門などさまざまなWebスキルをつまみ食いしながら、自分に合った仕事を見つけることができます。

短期集中でスキル獲得を目指したい人、空いた時間にマイペースに学びたい人のどちらにも、オンラインスクールはおすすめです。

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手に職さえあればキャリアチェンジや独立も可能

手に職さえあればキャリアチェンジや独立も可能

「手に職」と聞くと、専門性が高い職業に対して心理的ハードルを感じたり、クリエイティブなイメージに気後れしたりする人も多かったのではないでしょうか。今回ご紹介した職業は、未経験からでも比較的仕事につなげやすく、また現段階で将来性が高いとされていることから、転職や独立、女性のキャリアチェンジにも役立てられると考えられます。

スキルを身につけるには、多少なりとも時間や費用がかかります。でも、ちょっと想像してみてください。ライフステージに変化があったとき、たとえば結婚・妊娠・子育て・介護、はたまた突然シングルマザーになるなど、”もしも”のときに選択肢があることで、今後の生き方は大きく変わるかもしれません。

「人生100年」時代。予測不能な現代だからこそ、どのような変化にも対応できるように、しっかりと準備をしていきたいですね。

「手に職をつける=スキルを身につける」ことは、「手段」であり、「選択肢」のひとつです。

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ABOUT ME
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ライター Tomomaru
Web制作会社で月〜金デジマOL&副業ライター・エディターとして活動中。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会う。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。思い込むのは自由です。
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エディター 大原 光保子(みほこ)
上智大学 社会福祉学科卒業。在学中は、美容を通した国際協力を行う女子学生団体を立ち上げ、副代表を務める。その後女性向け動画メディアの立ち上げに従事し、新卒で入った会社では、ゼクシィの営業を行う。その最中SHEに出会い、理念に共感。現在はSHEshares編集長とマーケティングチームでクリエイティブプランナーを務める。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。