子どもたちの身の回りのお世話をしながら、心身の発達を促し、社会性を養う役割を担う、保育士。
現在、保育士資格を持っていても何らかの理由で働いていない「潜在保育士」は、全国に約80万人いるそうです。
保育士として働いている人の中にも、今の働き方で本当に良いのか、と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
今回は、そんな保育士さんのために「フリーランス保育士」という新しい働き方をご提案します。
保育士がフリーランスを目指す理由
近年、「フリーランス保育士」が少しずつ増えてきているようです。その理由はなぜなのか調べてみました。
まず1つ目の理由に、正規職員として働いていると保育の質を保ちにくいから、が挙げられます。
保育園では、多くのお子さんを預かりますよね。子ども一人ひとりの性格・個性に合わせた関わり方をしたくても、集団の保育では実現がかなり難しいのです。保育園の方針や保育士の少なさなども要因のひとつでしょう。
他の業種と比べて、お給料がかなり低いことで有名な保育士。2つ目の理由は、仕事量に見合ったお給料をいただけないことです。
正規職員としての業務は、保育以外にも行事の企画・運営や書類作成など多岐にわたり、勤務時間外で行うことも多いのだそう。
これらの理由から、「子ども一人ひとりとしっかり向き合い、個人に合った関わり方をしたい」「手に入れた資格や経験を活かし、さらに自由に働きたい」と思い、フリーランスを志すのでしょう。
フリーランス保育士の働きかた
保育園で働いている保育士さんの多くは、上記の「保育士がフリーランスを目指す理由」を読んで、納得できるのではないでしょうか。
とはいえ、現在持っている知識やスキル、資格を生かして理想の働き方を実現する方法を知らない人も多いと思います。
そこで、あなたの理想の働き方を実現できる方法をいくつかお伝えします。
1.フリーの保育士
フリーランス保育士は、いくつかの働き方に分けられます。まず1つ目が、フリーの保育士です。
フリー保育士とは、急に欠員が出た保育園に出向くなど派遣のような形で保育に携わる働き方を指します。
人材派遣会社を経由してお仕事を受注するため、自分の望む勤務場所・勤務時間を提示することができ、勤務時間外の労働はありません。また、長いあいだ同じ保育園で働く必要がなく、複雑な人間関係に巻き込まれることもないでしょう。
自由に働けるところが魅力的なフリー保育士ですが、収入面は正規職員と比べそれほど変わりはないようです。
毎月決まった額をもらえる保証もないため、スキルと経験のある保育士でなければ、フリー保育士として働き続けることは難しいかもしれません。
2.ベビーシッター
2つ目は、保育の資格・経験を生かしたベビーシッターです。ベビーシッターは依頼者の自宅に出向き、お子さんの保育を行います。
近年、待機児童が社会問題となっていますよね。働かなければならないけれど、保育園に入れない……と悩むお母さんも多く、ベビーシッターの需要は高いといえるでしょう。
収入面は、保育経験者であれば時給を高めに設定できることが多いです。ベビーシッターのマッチングサイト・キッズラインでは、自由に時給を設定できるそう。
ベビーシッターの道を進むのであれば、まずはキッズラインなどのベビーシッター登録会社に所属してみましょう。
活躍しているロールモデル、あやさん
次に、現在フリーランスのベビーシッターとしてキッズラインで活躍されている、あやさんをご紹介します。
保育士資格・幼稚園教諭資格を持ち、保育園で8年働いた経験を活かし、2015年11月からキッズラインでのお仕事をスタート。
通算サポート件数は250件以上、100名以上のお子様のシッティング経験がある大人気サポーターです。
あやさんは、「子どものために」という想いで保育に関わる中で、園の方針や保育士の人数が足りないなどの問題から、理想とする保育をできずにいたそう。
その後「子ども一人ひとりに合った関わりをしたい」と考えるようになり、個別保育のできるベビーシッターを選ばれました。
自分でスケジュールを決められるフリーランスとして働き始めてから、子ども一人ひとりと向き合うことができるようになり、プライベートとのバランスも取りやすくなったようです。
あやさんに興味がある人は、ぜひ以下の記事をご覧ください!
まとめ
子どもの成長を願い、信じ、力を尽くす保育士さん。みなさんがいてくれるからこそ、全国のお母さんたちは安心して働けるのだと感じます。
ですが、今の働き方に疑問を持っていて、「子ども一人ひとりと向き合いたい」と考えているのであれば、フリーランスという道も選べるのです。
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