はじめての出産、はじめての職場復帰には、誰でも不安を感じます。育児と仕事を両立できるのか不安で、1歩をなかなか踏み出せないお母さんもいるかもしれませんね。
そこで今回は、実際にワーキングマザーをしているNさんにお話を聞き、1日のタイムスケジュールや育児と仕事を両立するコツについてまとめました!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
大手企業の管理職を務める32歳のNさんに聞いた!1日のスケジュール例
今回お話を聞いたNさんには、現在0歳のお子さんが1人いるとのこと。そんなNさんの1日のスケジュールを伺いました。
起床~勤務まで
5:00 起床・準備
Nさんは5時に起床し、身支度を整え、そのあとに1日分の朝食・昼食・夕食の準備を始めます。
仕事中はNさんのご両親がお子さんの面倒を見ているため、家族3人分に加えてご両親の食事も用意する必要があるそう。
6:20 家族を起こし、朝食
6時がすぎたら、家族を起こして朝食をとります。子育ての負担を減らすポイントの1つとして、この場面では「食洗機を使う」などが挙げられますね。
7:40 家を出発
ご両親にお子さんを預けたNさんは、7時40分頃に家を出ます。満員電車で通勤し、職場に着くのが8:40分頃とのこと。
朝から1日分の食事を作り、満員電車に乗って通勤するまでにかなり体力を消耗するでしょうね。それを毎日続けている全国のお母さん、本当にすごいです。
9:00~16:30 仕事
現在、9時から16時半までの時短勤務を実現しているNさん。時短勤務を実現させた詳しい方法は、次の章でご紹介しています。
帰宅~就寝まで
18:00 帰宅・夕食
16時半に仕事を終わらせ、電車に乗って最寄り駅に到着するのが17時半すぎ。最寄りのスーパーで食材を買い、18時すぎに帰宅します。
Nさんは帰宅後すぐ、朝に作っておいた夕食を温め、そのあいだに洗濯物を取り込み、お風呂を溜めるそう。旦那さんが仕事で遅くなる日は、18時半には子どもとご両親と夕食をとります。
19:00 お風呂に入る
夕食をとったあとは、順番でお風呂に入ります。
子どもが小さいうちは、とにかくお風呂が大変ですよね。Nさんのように助っ人がいれば、子どもを先に預けてゆったりお湯に浸かれますが、共働きで夫婦ともに仕事が忙しい核家族には難しいのが現状。
19:30 家族とのコミュニケーションタイム
お風呂を出たあとは、家族とのコミュニケーションタイム。その日の子どもの様子をご両親から聞いたり、子どもと一緒に遊ぶことが多いようです。
20:00 子どもを寝かせ、家事タイム
Nさんは20時には子どもを寝かせ、残った家事をこなします。取り込んだ洗濯物をたたみ、洗濯を回して干し、旦那さんが仕事で遅い場合は夕食の準備をします。
21:00 自分の時間
Nさんいわく、子育てと仕事を両立するうえでは「1日に10分でもいいから、自分のためだけの時間を作る」ことが大切なのだそう。
たしかに、24時間ずっと気を張っていては疲れてしまいますし、そんな顔を見た子どもは不安を感じてしまいますよね。1日に10分でもホッと一息つける時間を作ることで、子育てにも仕事にも力を注げるのではないでしょうか。
22:00 就寝
Nさんのお子さんはまだ0歳で夜泣きをするので、できるだけ早めに就寝して睡眠時間を確保しているのだとか。ワーキングマザーの1日は本当に大変ですね、頭が下がります……。
‘‘理想形からイメージ’’が大切。ワーママならではの工夫とは?
Nさんにワーママならではの工夫を尋ねると、こんな答えが返ってきました。
まずは理想形からイメージすることが大切です。わたしは子育ても仕事も両方やりたかったので、‘‘16時半に退社する’’と決めてから、それを実現する方法について考えました。
具体的には、仕事を時短させるために朝の時間を活用しています。また、社内会議では資料を作らずにメモをするなど、ゴールに向かって最低限でやることがポイントです。
たしかに、理想が明確でないとどこへ向かって何をすべきか分かりませんし、今の状況を変えるための行動も起こせないですよね。
もし子育てと仕事の両立に悩んでいるのなら、まずは1番大切にしたいことを明確にしてみましょう。そのあとに、理想の実現に必要な行動を考えるのです。
また、Nさんは保育園やシッターを利用しておらず、ご両親の力も借りて子育てをしているとのこと。
「自分ひとりで頑張らなければならない」と考えると苦しくなってしまいますから、「ひとりでは大変だ」と感じたら、抱え込まずに家族や周りの人に相談してみてくださいね。
まとめ
育児と仕事の両立へ漠然とした不安を抱えていたお母さんも、少し心が落ち着いたのではないでしょうか。
「子どもとの時間をたくさん作りたい」のか、「保育園を利用して、仕事にも力を注ぎたい」のかでは、スケジュールの組み方も変わってきます。ですから、まずは両立の理想形をイメージしてみましょう。
子育てと仕事の両立で苦しくなってしまった時には、ぜひSHEにいらしてください。実際にワーキングマザーとして働いている女性もいるので、なにか力になれるかもしれません。